まずは肥料まきからスタート
最初に行ったのは、稲の成長を助けるための肥料まきです。 参加者は肥料の入った青いバケツを持ち、田んぼの中へ入りました。
稲が元気に育つためには、水だけでなく栄養も必要です。 肥料が一か所に偏らないように、田んぼ全体へまんべんなくまいていきました。
泥の中を歩きながら肥料をまく作業は、見た目以上に大変です。 足元を確かめながら、少しずつ前へ進みました。
田んぼの学校の草取り体験に挑戦
肥料まきが終わると、次は草取りです。 田んぼの学校 草取り体験では、農薬を使わずに育てている田んぼへ入ります。 そのため、稲の周りにはたくさんの草が生えていました。
草取りでは、稲と草を見分けながら、一本ずつ手で抜いていきます。 稲を傷つけないようにするため、丁寧な作業が必要です。
また、泥の中では歩くだけでも足を取られます。 前へ進むだけで、予想以上に体力を使いました。
草を一本ずつ抜いていく。
草取りは、想像以上に根気のいる作業でした。
大勢で取り組んでも大変だった作業
田んぼ全体を見渡すと、草取りが必要な範囲の広さに驚きます。 一人や二人だけでは、簡単に終わる作業ではありません。
今回は、子どもたちだけでなく、保護者や地域の大人、 シニア世代、プロジェクト生も一緒に作業しました。 多くの人が参加したことで、少しずつ草を取り除くことができました。
それでも、広い田んぼの草をすべて手で取ることは簡単ではありません。 子どもだけで作業を進めることの難しさも、実際の体験から分かりました。
- 泥の中を歩くだけでも多くの体力を使う
- 稲と草を見分けながら、丁寧に抜く必要がある
- 広い田んぼでは、大勢で協力しても時間がかかる
- お米づくりには、田植えの後も多くの仕事がある
農薬が使われる理由を考えるきっかけに
田んぼの学校 草取り体験で無農薬の田んぼに入ると、 なぜ一般的な田んぼで農薬が使われることがあるのかを考えるようになります。
今回の体験は、農薬の良し悪しを決めるためのものではありません。 農家の方が、限られた時間や人手の中で、 どのように稲を守っているのかを知るきっかけになりました。
草が増えすぎると、稲の成長に必要な栄養や光が奪われることがあります。 そのため、農家の方は田んぼの状況に応じて、さまざまな方法を選びます。
合鴨農法やドローンにも理由がある
草を抑える方法は、農薬だけではありません。 例えば、合鴨の力を借りる合鴨農法があります。
合鴨が田んぼの中を動き回ることで、草を食べたり、 泥をかき混ぜたりする効果が期待されています。 昔から、人はいきものの力を借りながら、お米づくりを続けてきました。
また、現在ではドローンを農作業に活用する例もあります。 広い田んぼで肥料や農薬を効率よくまくために、 新しい技術が使われています。
草取りの大変さを自分たちで体験したことで、 合鴨農法やドローンなどの工夫が生まれた理由を、より身近に感じられました。
農業では、田んぼの広さや天候、人手、育て方などに応じて、 さまざまな方法が選ばれています。
手作業による草取り、農薬の利用、合鴨農法、 機械やドローンの活用には、それぞれ目的や特徴があります。
実際に田んぼへ入り、作業の大変さを体で感じることで、 一つひとつの方法が生まれた背景を考えることができました。
農薬やスマート農業について詳しく知りたい方は、 農林水産省「スマート農業」 もご覧ください。
世代を超えて協力する田んぼの学校
今回の活動には、子どもだけでなく、 保護者や地域の大人、シニア世代、プロジェクト生も参加しました。
草を抜く人、肥料を運ぶ人、子どもを見守る人など、 それぞれができることを持ち寄ります。
一人では難しい作業も、多くの人が力を合わせることで進んでいきます。 田んぼの学校は、お米づくりを学ぶだけの場所ではありません。 世代を超えて協力することも、大切な学びの一つです。
頑張ったあとは、みんなで泥遊び
草取りが進むにつれて、子どもたちは全身泥だらけになりました。 そして作業の合間には、自然と泥遊びが始まりました。
泥を両手いっぱいにすくったり、友達と見せ合ったりします。 最初は田んぼに入ることをためらっていた子も、 いつの間にか笑顔で泥の感触を楽しんでいました。
遊びと学びがつながる時間
自然の中では、遊びと学びをきれいに分けることはできません。 泥の感触、水の冷たさ、足が沈む感覚も、子どもたちにとって大切な体験です。
大人にとっては、草取りの大変さが強く印象に残ったかもしれません。 一方で、子どもたちにとっては、泥遊びの楽しさが一番の思い出になったかもしれません。
同じ場所で同じ時間を過ごしても、心に残ることは人によって異なります。 その違いも、体験活動のおもしろさです。
子どもは泥遊びの楽しさを知る。
その両方が、田んぼの学校の学びです。
体験したからこそ分かる、お米づくり
お米づくりは、田植えをして終わりではありません。 肥料をまき、草を取り、水や稲の状態を確認しながら、 成長を見守る必要があります。
私たちが普段食べている一杯のお米には、 多くの人の手間と時間がかかっています。
今回の田んぼの学校 草取り体験は、 作業の大変さだけでなく、農業を支える知恵や技術について考える一日となりました。
子どもたちは、泥遊びの楽しい思い出を持ち帰りました。 大人は、お米づくりの苦労や工夫をあらためて感じました。 それぞれの気づきが生まれた、田んぼの学校第3回でした。
今回の活動内容
- 稲の成長を助けるための肥料まき
- 無農薬の田んぼでの手作業による草取り
- 農薬が使われる理由について考える学び
- 合鴨農法やドローンなど、農業の工夫を知る体験
- 地域の大人やシニア世代との共同作業
- 田んぼならではの泥遊び
| 開催地 | 千葉県東金市 |
|---|---|
| 活動名 | 田んぼの学校 第3回 |
| 主な内容 | 肥料まき、草取り、泥遊び |
| 栽培方法 | 無農薬での米づくり |
| 参加 | 地域の子どもたち、保護者、地域の大人、 シニア世代、プロジェクト生 |
これからも、稲の成長を見守ります
田植えをした苗は、少しずつ大きく育っています。 これから暑い季節を迎え、稲の姿もさらに変化していきます。
田んぼの学校では、これからも稲の成長を見守ります。 そして、お米づくりを通して、自然や食の大切さを学んでいきます。
成長していく稲と、次回の田んぼの学校も、どうぞお楽しみに。

