【東金市】田んぼが子どもたちの教室に|塾とは違う探究スクールでの学びとは?

千葉県東金市で「田んぼの学校」第4回が開催されました。 今回のテーマは、前回に続く草取りと、田んぼで出会う生きものたちです。 幅広い世代が集まり、汗を流しながら、たくさんの発見が生まれた一日となりました。
▶ これまでのレポート: 第1回第2回第3回

今回も幅広い世代が大集合!

第4回目も、おじいちゃん・おばあちゃん、おじさん・おばさん、ママパパ世帯、 そして子どもたちと、幅広い世代が田んぼに集まりました。

4回目ということもあり、参加者同士もすっかり顔なじみになってきました。 「おはようございます!」と交わす挨拶にも、自然と笑顔がこぼれます。

初めは緊張した様子だった子どもたちも、今では親戚のおじさん・おばさん、 近所のおじいちゃん・おばあちゃんのような、馴染みのある間柄になってきたように感じます。

活動が始まるまでの時間には、たわいもない話に花が咲き、 「バケツ田んぼの状態はどうですか?」なんて会話も聞こえてきました。 こうした何気ないやりとりこそ、回を重ねてきたからこそ生まれるものです。

世代を越えて同じ田んぼに入り、同じ作業に取り組む。 この光景こそ、田んぼの学校の魅力のひとつです。

前回に続いて「草取り」体験

今回の作業は、前回に引き続き草取りです。 草取りといっても、ただ草を抜くだけではありません。

🌾 草取りで意識したこと
  • 稲の生育をさまたげる草を取り除く
  • 第3回で教わった「稲に酸素がしっかり届くようにする」ことを意識する
  • 田んぼの土をかき混ぜながら、稲の周りの環境を整える
東金市 田んぼの学校 稲に酸素を届けるように土をかき混ぜながら草取りをする様子
稲に酸素がしっかり届くように、土をかき混ぜながらの草取りです。

繰り返し体験することで、教わったことが自然と身についていくのを感じます。

体を動かして自然の中で汗を流す時間は、大人にとっても子どもにとっても貴重です。 厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、 こどもから高齢者まで世代ごとに「今より少しでも体を動かすこと」が推奨されており、 田んぼでの作業はまさに世代を問わず楽しめる身体活動といえます。

子どもたちの変化と発見

第3回では田んぼに入ることに不安を感じていた子も、 今回はスムーズに入っていく姿がありました。 回を重ねるごとに、田んぼが「怖い場所」から「楽しい場所」へと変わっていくようです。

草取りをしているのかな?と様子を見ていると、夢中でいきものを探している子が。

オケラを見つけた!
田んぼの学校 東金 泥だらけの手で生きものをそっと持つ子ども
そっと手の中に…夢中でいきものを観察しました。

そう言って、大人たちに教えてくれました。 実はオケラ、大人でも実際に見たことのない人が多く、 「これがオケラ…!」とみんな驚いていました。

この子は、初めの頃はなかなか声を出せず、端の方で様子を見ていることが多い子でした。 その子が、自分から周りの大人たちに声をかけて発見を伝えられた。 これは本当に大きな成長の一歩です。

さらにその子はザリガニも発見。 「久しぶりにザリガニを見た!」と、写真を撮りに来る大人の姿もありました。

東金市 田んぼの学校 子どもの見つけた生きものを観察する参加者
子どもの発見に、大人たちも興味津々。

この日いちばんの先生は、もしかしたら子どもたちだったかもしれません。

田んぼは生きものを育む場所でもある

水田が持つ「多面的機能」をご存じですか?

農林水産省では、水田は雨水を一時的に蓄えて洪水を防いだり、 多様な生きものを育んだりする「多面的機能」を持つと紹介しています。 お米づくりの現場は、そのまま生きものたちのすみかでもあるのです。 詳しくは 農林水産省「農業・農村の有する多面的機能」 をご覧ください。

また、千葉県では「第4次千葉県食育推進計画」のもと、 農業体験などを通じて食と農への理解を深める食育が進められています。 自分の手で稲を育て、収穫したお米を味わう体験は、 子どもたちにとって何よりの食育になるはずです。 県の取組は 千葉県「ちばの食育」 で紹介されています。

世代を問わず体を動かすことの大切さについては、 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」 もあわせてご覧ください。

まさに「田んぼの学校」

田んぼはお米を育てるだけの場所ではありません。 世代を越えたコミュニケーションが生まれ、いきものにも触れ合える、 最高の学び場です。

まさに「田んぼの学校」ですね。

今回の活動内容

  • 幅広い世代の参加者による草取り作業
  • 第3回で教わった「稲に酸素を届ける」方法の実践
  • オケラ・ザリガニなど田んぼの生きものとのふれあい
  • 子どもたちの発見をきっかけにした世代間交流
開催地 千葉県東金市
活動名 田んぼの学校 第4回
主な内容 草取り(2回目)、田んぼの生きもの観察
参加 地域の皆さん、子どもたち、プロジェクト生

次回の田んぼの学校もお楽しみに

回を重ねるごとに、稲も、子どもたちも、少しずつ成長しています。 次はどんな作業が待っているのか、どんな発見が生まれるのか。 次回の活動も、レポートでお届けします。

次回の田んぼの学校も、どうぞお楽しみに。

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