「学童に入れなかった」「学童は合わなかった」——小学生の預け先を学童以外で探しているなら、選べる道は思ったより多くあります。この記事では、ファミサポ・シッター・民間学童・習い事、そして送迎なしのオンラインの居場所まで、費用感と安心ポイントを整理して比較します。ひとつに絞らず組み合わせれば、放課後の「穴」はきちんと埋められます。焦らず、わが家に合う形を一緒に探しましょう。
学童以外の預け先が必要になる場面
放課後の預け先として、まず思い浮かぶのは学童(放課後児童クラブ)です。実際、多くの共働き家庭を支える大切な場所ですが、「学童だけ」で放課後が完結しない家庭も少なくありません。次のような場面で、学童以外の選択肢が必要になります。
- 定員がいっぱいで、希望しても学童に入れなかった(待機になった)
- 高学年になり、学童の対象学年から外れた・本人が「もう行きたくない」と言う
- 学童は預かってくれるが、過ごし方が単調で「つまらない」と感じている
- 習い事や通院で、週の何日かだけ預け先が空いてしまう
- 親の勤務時間が学童の終了時刻より遅く、時間が足りない
「学童に頼れないのはうちだけ?」と感じる方もいますが、そんなことはありません。こども家庭庁の調査では、学童を希望しながら入れない待機児童が全国で1万7千人以上いると報告されています。学童以外の預け先を考えることは、わがままでも特別でもなく、ごく自然なことです。

主な預け先の選択肢と特徴(一覧比較)
学童以外の預け先は、大きく「人に見てもらう系(ファミサポ・シッター)」「通わせる系(民間学童・習い事)」「自宅でつながる系(オンラインの居場所)」に分けられます。まずは全体像を、安全・費用感・友達とのつながり・送迎の4つの軸で見比べてみましょう。
図:学童以外の預け先 早わかり比較表
| 預け先 | 安全・安心 | 費用感 | 友達とのつながり | 送迎の負担 |
|---|---|---|---|---|
| ファミサポ | ○(地域の会員) | 低〜中(1時間800円前後) | △ | 中(会員宅や送迎対応) |
| ベビーシッター | ○(マンツーマン) | 高(1時間1,500〜3,000円前後) | × | なし(自宅対応) |
| 民間学童 | ◎(専任スタッフ) | 高(月3〜7万円前後) | ○ | 中(送迎ありの所も) |
| 習い事 | ○ | 中(月数千〜2万円前後) | ○ | 大(送迎が必要) |
| オンラインの居場所 | ○(見守りあり) | 中 | ◎(毎日つながれる) | なし(自宅) |
費用は地域やサービスで幅があります。以下はあくまで目安として、それぞれの特徴を詳しく見ていきます。
ファミリーサポート・シッター
ファミリー・サポート・センター事業(ファミサポ)は、地域で「子育てを手伝ってほしい人(依頼会員)」と「手伝いたい人(提供会員)」をつなぐ、自治体主体の相互援助のしくみです。学童のお迎えや放課後の預かり、習い事への送迎などをお願いでき、料金の安さが魅力です。
利用料は自治体ごとに定められ、1時間800円前後が一つの目安です(早朝・夜間・休日は割増になる例が多い)。安価な一方、担う人はあくまで地域の会員で、日によって対応者が変わることもあります。事前の顔合わせや打ち合わせが必要な点も押さえておきましょう。ベビーシッターは自宅でマンツーマンに見てもらえる安心感がありますが、費用は1時間1,500〜3,000円程度と高めで、継続利用には負担が大きくなりがちです。
習い事・民間学童
民間学童は、預かり時間の長さと、宿題サポート・プログラミング・英語などのプログラムが充実しているのが特徴です。送迎サービス付きの施設もあり、共働き家庭には心強い選択肢ですが、費用は月3〜7万円程度と高めになりがちです。習い事は、子どもの「好き」を伸ばしながら友達もできる点が魅力ですが、多くは週1〜2回で、放課後の毎日を埋めるには複数を組み合わせる必要があり、送迎の負担も無視できません。
送迎なしで友達とつながれるオンラインの居場所
近年増えているのが、自宅にいながら友達とつながれるオンラインの放課後の居場所です。送迎がいらないため、親の勤務時間や天候に左右されず、共働き家庭でも続けやすいのが最大の利点です。画面の向こうに毎日いつでも友達がいて、「やってみたい」に一緒に取り組める——学童のように安全な居場所でありながら、過ごし方が単調になりにくく、住む場所を問わず仲間と関われます。「預かってもらう」だけでなく「子どもが夢中になれる」時間にしたい家庭に向いています。NIJIN放課後プロジェクトスクールも、こうした「送迎なし・オンラインで友達とつながれる放課後の居場所」のひとつです。
預け先を選ぶときの3つの基準(安全・継続費用・子どもの相性)
選択肢が多いと迷いますが、次の3つの基準に絞ると、わが家に合う預け先が見えてきます。
① 安全・安心
誰が、どんな体制で見てくれるのか。緊急時の連絡手段や見守りのしくみが整っているか。親が仕事中でも心配せずにいられるかを確認します。
② 継続できる費用
単発の料金ではなく「毎月いくらか」で考えます。送迎の時間や手間も“見えないコスト”。無理なく続けられる範囲かを見極めます。
③ 子どもとの相性
子ども本人が「楽しい」「行きたい」と思えるか。友達と関われるか、好きなことに取り組めるか。相性は続けやすさに直結します。
併用して”放課後の穴”を埋める組み立て方
大切なのは、「どれか一つで全部を賄おう」としないことです。学童・習い事・ファミサポ・オンラインの居場所は、それぞれ得意な曜日・時間帯が違います。強みを組み合わせれば、週5日の放課後を無理なく埋められます。下は共働き家庭の一例です。
図:曜日別の併用プラン例(共働き家庭)
| 曜日 | 放課後の過ごし方 | ねらい |
|---|---|---|
| 月 | 民間学童(または学童) | 宿題を済ませて安全に預かってもらう |
| 火 | 習い事(対面) | 好きを伸ばす・体を動かす |
| 水 | オンラインの居場所 | 自宅で友達と夢中になれる時間 |
| 木 | ファミサポ+自宅 | 送迎や短時間の預かりで穴を埋める |
| 金 | オンラインの居場所 | 1週間の締めくくりに仲間と交流 |
この組み立てなら、送迎が必要な日を火曜だけに抑えつつ、水・金は自宅で友達とつながる時間を確保できます。ファミサポは「勤務が長引く木曜だけ」など、ピンポイントで頼るのが賢い使い方です。まずは埋めたい曜日と時間帯を書き出し、そこに合う選択肢を当てはめてみてください。
学年ごとの悩みや、放課後の選び方をもう少し体系的に知りたい方は、保護者ガイドもあわせてご覧ください。わが家に合う組み立てを考えるヒントになります。
「ひとりの放課後」を「友達とつながる放課後」へ
NIJIN放課後プロジェクトスクールは、送迎なし・オンラインで、子どもが友達と関わりながら「好き」に夢中になれる放課後の居場所です。どんな場所か、まずはのぞいてみませんか。
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まとめ
学童以外の預け先は、ファミサポ・シッター・民間学童・習い事、そして送迎なしのオンラインの居場所まで、実は多彩です。「学童に頼れない=行き場がない」ではありません。選ぶときは「安全・継続できる費用・子どもとの相性」の3つを基準に、ひとつに絞らず曜日ごとに組み合わせるのがコツです。送迎の負担を減らしながら、子どもが毎日友達とつながり「やってみたい」に夢中になれる放課後を、無理のない形でつくっていきましょう。料金や実際に通うお子さんの様子は、公式の料金ページ・保護者の声でご確認いただけます。
- 学童に入れませんでした。すぐに使える預け先はありますか?
- ファミサポは比較的申し込みやすく、料金も1時間800円前後と手頃です。自宅で使える送迎なしのオンラインの居場所も、思い立ったその日から検討できます。まずは埋めたい曜日を決めて、合う選択肢を組み合わせるのがおすすめです。
- 高学年でも使える預け先はありますか?
- あります。習い事や民間学童のほか、対象学年を問わないオンラインの居場所は高学年でも続けやすい選択肢です。「預かり」より「本人が夢中になれるか」を軸に選ぶと、行き渋りが起きにくくなります。
- 費用をなるべく抑えたいのですが。
- ファミサポは自治体の事業で料金が安めです。習い事やオンラインの居場所と組み合わせ、送迎や高額な民間学童に頼る日を減らすと、月あたりの負担を抑えやすくなります。
- 共働きで送迎する時間がありません。
- 送迎の負担が「なし」の選択肢を軸にすると続けやすくなります。自宅で使えるオンラインの居場所や、送迎してくれるファミサポ・民間学童を組み合わせると、親の送迎回数をぐっと減らせます。

