駄菓子は、1個10円、20円の世界。お小遣いで買える、子どもにとって一番身近な「買い物」です。だからこそ、仕入れ・価格・利益という商売の話も、自分ごととして考えやすいテーマになります。全3回シリーズの1日目は、「どんなお店にしたいか」をゼロから考えるところからスタートです。
「駄菓子屋さんって、どうやって商品を仕入れているんだろう?」「いくらで売ったらいいんだろう?」という問いは、小中学生にとってもイメージしやすく、自分ごととして考えやすいテーマです。
でも、実際に手を動かして計算してみると――。「1個10円、20円」の話だったはずが、仕入れの数を増やし、家賃や電気代などの固定費を足していくと、あっという間に数千円単位のリアルな経営の数字に変わっていきます。子どもにとっての「身近さ」と、経営としての「奥深さ」。このギャップこそが、今回ご紹介する体験イベントの面白さでした。
NIJIN放課後プロジェクトスクール/NIJINアカデミー 武蔵新城校で開催された「駄菓子屋オーナーになろう!」(2026年7月28日〜8月4日)に密着し、子どもたちが3日間でどんなことを学んでいったのか、実際の様子を全3回でレポートします。
放課後に、社会とつながる。全国の仲間や、第一線で働く社会人・プロとの出会いが、子どもの世界を広げます。
NIJIN放課後プロジェクトスクールを見る ▶むずかしい言葉を覚える勉強ではなく、駄菓子屋オーナーとして手を動かす
今回のイベントは、子どもたちにとって身近な「駄菓子」をテーマに、お金のことや商売のことをちょっとのぞき見してみる体験イベントです。
- 「この商品ならいくらで売る?」
- 「どんなふうに紹介したら買いたくなる?」
- 「利益ってどうやって生まれる?」
こうした問いを、実際に駄菓子屋オーナーとして手を動かしながら学んでいきます。教科書で言葉を覚えるのではなく、駄菓子を使いながら仕入れ・販売・利益・広告について楽しく考えていく、という内容です。
会場は、教室長のふじしーこと藤島一広が営む駄菓子屋「しんじょのねどこ」。地域の中で子どもたちが気軽に立ち寄れる場所として「しんじょのねどこ」を作ってきたふじしーは、「子どもたちも大人も、少し肩の力を抜いて、飾らない自分でいられる時間が流れている」という駄菓子屋という場所の空気感を、教室づくりにも活かしています。
今回のイベントは、2026年7月28日(火)・7月31日(金)・8月4日(火)の3日間、NIJIN放課後プロジェクトスクール/NIJINアカデミー 武蔵新城校のフリースクール(駄菓子屋「しんじょのねどこ」内)で開催されました。3日間の成果は、8月21日(金)にオンラインで開催されるプロジェクト発表会でプレゼンテーションされます。
実際に参加した子どもたちがどんな3日間を過ごしたのか、レポートをしていきます。
11/6(金)夜、小中学生の保護者向けオンライン説明会を開きます
1日目:どんなお店にしたい?をゼロから考える
初日のテーマは、「自分が駄菓子屋を開くなら、どんなお店にしたいか」を考えること。そのために、まずは実際の駄菓子屋「しんじょのねどこ」を見学するところからスタートしました。商品棚には15円、30円、35円、40円といった値札が並び、参加した子どもたちはしゃがみこんで棚の中を熱心にのぞき込んでいました。「本物のお店では、どんな商品が、いくらで、どんなふうに並んでいるのか」を自分の目で確かめることが、この日いちばんのインプットです。
アイデア出し:どんなお店にしたい?
見学のあとは、模造紙と付箋を使ってアイデア出しへ。「どんなお店にしたいか」「どんなものが必要か」を、子どもたち同士で話し合いながら書き出していきます。
- ふらっと立ち寄れる
- こども食堂といっしょに
- 居場所になる
- 屋台にする(キッチンカーとか)
- 大人向けもおく
- べんきょう会ができる
- やさしい店員
- 無料のくじびき
お店の雰囲気やコンセプトだけでなく、「木箱・売りもの置き」「レジ・ちょきん箱」といった什器や設備も具体的にリストアップ。それぞれに「¥5000」「¥3000」「¥20000」といった予算のメモも添えられていました。「開きたいお店」を思い描くだけでなく、「それを準備するのにいくらかかるか」まで、初日からすでに費用の感覚を持って考え始めていたのが印象的です。
休憩時間もお店づくりの一部
休憩時間には、ゲームで遊んだり、ハンモックでぬいぐるみと過ごしたりと、思い思いにリラックス。「素の自分でいられる」空気感の中で、集中する時間と力を抜く時間が自然と入り混じっていました。
小さな一歩から、お店づくりは始まる
最初から完璧なお店を目指す必要はありません。「開きたいお店」を思い描き、必要なものを付箋に書き出してみる。この3日間は、そんな小さな一歩からスタートしました。
駄菓子という身近なテーマだからこそ、子どもたちは自分ごととして考えることができたのかもしれません。
▶ 2日目|仕入れ値・売値・利益ってどういう関係?
まずはどんな学びか、のぞいてみよう
「好き」を入り口に、子どもが夢中になれる放課後を。NIJIN放課後プロジェクトスクールのオンライン探究を、まずはのぞいてみませんか。
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