「VTuberになりたい」。子どもにそう言われたら、どう応えますか。子どもの好きを伸ばすヒントを、保護者インタビューからお届けします。
こんにちは。プロジェクトスクールのあおたりです。今回は、小学4年生のはーちゃんのパパにお話を聞きました。
はーちゃんの夢は、VTuberになることです。そのために、イラストを描き、モデリングをして、動画も自分で作っています。

実は、インタビューに登場したパパのアバターも、はーちゃんの作品です。YouTubeの解説動画を見ながら、一人で作ったそうです。しかも、瞬きや細かい動きまで再現されていて、正直びっくりしました。
では、親はこの夢にどう向き合えばいいのでしょうか。パパの答えは、私の予想とまったく違いました。
この記事でわかること
- VTuberを目指す小4の娘を、パパが心配しない理由
- 子どもの好きを伸ばすうえで、学校だけでは難しいこと
- 好きを続けるために、子どもに必要な環境
インタビューの様子は、こちらの動画でもご覧いただけます。
好きなことに、仲間と夢中になれる放課後
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NIJIN放課後プロジェクトスクールを見る ▶10人のキャラクターを、声だけで演じ分けていた
はーちゃんがVTuberに夢中になったのは、幼稚園のころです。きっかけは、YouTubeで「推し」ができたことでした。やがて、自分でもオリジナルキャラクターを考えるようになります。
娘が考えたキャラクターが、10人くらいいるんです。しかも、キャラクターごとに声を変えて喋るんですよ。その声で「このキャラだ」と聞き分けて、ごっこ遊びをしていました。
その後、小学2〜3年生のころに、キャラクターが初めてイラストになりました。そのとき、パパは「あ、この子だったんだ」と分かったそうです。
つまり、好きなことはある日突然始まるわけではありません。ずっと前から、その子の中にあったのだと感じました。
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「VTuberって何?」から始まった
実は、パパも最初はVTuberのことを何も知らなかったそうです。
これは何なんだろう、と思いましたよね(笑)。でも、娘が見ているのを横でずっと聞いていたんです。そのうちに、だんだん理解していきました。ライブに行きたいと言われて、一緒に行ったこともあります。
とはいえ、VTuberは新しい職業です。そのため、「仕事としてやっていけるの?」と不安になる保護者の方も多いと思います。私もそこが気になって、パパに聞いてみました。すると、返ってきたのは「特に心配はない」という言葉でした。
なお、VTuberの始め方や安全面は、子供が「VTuberになりたい」と言ったらの記事で詳しくまとめています。
子どもの好きを伸ばすことが、将来の力になる
パパは会社を辞めて、個人事業主として5年以上働いています。心配しない理由は、その経験にありました。
学校の勉強が役に立って、独立できたわけじゃないんです。大切なのは、うまくいくまで続けられるかどうか。そして、続けるには本当に好きで熱中できることが必要です。そうでないと、途中で心が折れてしまいます。
ただし、独立までの道のりは簡単ではありませんでした。3年間の副業に加えて、1年半かけて自己分析と転職活動をしたそうです。パパはそれを「回り道」と表現していました。
好きなことを、学校を出てから考え始めるのは遅いんですよね。もし子どものころからやっていたら、すごいアドバンテージになります。それに、娘の世代は一人でビジネスを始めるハードルも下がっています。だから、心配というより応援したい気持ちなんです。
元教員の私も、得意に気づいたのは20代後半だった
この話を聞いて、私はすごく共感しました。
私は中学校の英語教師を3年間やり、その後は美容業界で営業をしていました。そして今は、NIJINで働いています。
NIJINはスタートアップなので、いろいろな仕事をします。たとえば、営業、子どもたちの先生、売上の分析、事務作業などです。その中で、少しずつ自分の得意と苦手が分かってきました。
例を挙げると、私はプレゼンは得意ですが、細かい作業は苦手です。また、データを見るより、人と話すほうが好きです。
ところが、それに気づいたのは20代後半になってからでした。もし学生のうちに気づけていたら、強みを磨く時間がもっとあったはずです。
一方で、プロジェクトスクールの子どもたちは違います。外部の大人に、自分の思いをプレゼンしています。さらに、イベントを開くために何が必要かを自分たちで考えています。その姿を見ていると、子どものうちに好きや得意を見つけていけると実感します。
勉強が好きだった子が、泣きながら漢字練習をしていた
意外なことに、はーちゃんはもともと勉強が大好きな子でした。幼稚園のころから、小学生のドリルを1日1冊終わらせていたそうです。さらに、漢字検定の本で新しい漢字を覚えるのも好きでした。
でも、学校に行き始めてから「授業がつまらない」と言うようになって。漢字が好きだったはずなのに、泣きながら漢字練習をしていました。
その経験から、パパは学校の学び方についてこう話してくれました。
学校では、用意されたものをみんなで同じようにやりますよね。そこで身につくのは、嫌なことでも我慢してできる力だと思います。けれど、それを小さいうちに身につけすぎるとどうなるか。自分は何が好きで、何がやりたいのかが見えなくなっていくんです。忘れないと、辛すぎるので。
元教員として、この言葉は重かったです。もちろん、我慢する力も大切です。しかし、我慢と引き換えに好きを手放すのは、大きな損失だと思います。
ちなみに、お子さんの興味のタイプは子どもの「好き」発見診断で確かめられます。
子どもの好きを伸ばす場所に、仲間とサポートが必要な理由
最後に、プロジェクトスクールについて聞きました。
こういう場所がなかったら、子どもが一人でやるしかないですよね。それで頑張れる子もいると思います。でも、壁にぶつかったときにメンタルを保てないこともあります。それに、活動が親次第になると「これで大丈夫かな」と不安になるんです。
プロジェクトスクールでは、好きなことをやりながら人とつながれます。しかも、先生のサポートもあります。たとえば「プレゼンしてみよう」「絵チャットしてみよう」と幅を広げてくれます。VTuberを呼ぶような活動は、一人ではできません。だから、そういう場所があることは、すごく大きいと思います。
好きなことをやるだけなら、一人でもできます。けれど、壁にぶつかったときに支えてくれる仲間が必要です。また、新しい挑戦に誘ってくれる大人も欠かせません。
まとめ|子どもの好きを伸ばすのは、続けられる環境
はーちゃんのパパの話から、大切なことが3つ見えてきました。
- 好きなことは、幼いころからその子の中にある
- 好きがあるから、壁にぶつかっても続けられる
- 続けるには、仲間と大人のサポートが必要
子どもの好きを伸ばすために、親が一人で抱え込む必要はありません。プロジェクトスクールは、好きを続けられる場所でありたいと改めて思いました。これからも、子どもたちが好きを強みに変えていける放課後をつくっていきます。
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