通知表に「総合」という欄があるけれど、何をしている時間なのかよく分からない。そんな保護者の方は少なくありません。総合的な学習の時間は、教科のように決まった教科書がない時間です。この記事では、文部科学省が示している目標をもとに、何を目指す時間なのか、探究学習とどう関係するのか、家庭でどう関われるのかを整理します。
放課後に、社会とつながる。全国の仲間や、第一線で働く社会人・プロとの出会いが、子どもの世界を広げます。
NIJIN放課後プロジェクトスクールを見る ▶総合的な学習の時間とは、どんな時間か
国語や算数のような教科とは別に設けられている時間で、小学校では第3学年から始まります。決まった教科書はなく、学校ごと・学年ごとに扱うテーマが違うのが特徴です。
文部科学省は、この時間の目標を次のように定めています。
難しい言い方ですが、噛み砕くと3つです。
- 教科をまたいで考える(「横断的・総合的」)
- 自分で課題を見つけて解決する(「よりよく課題を解決し」)
- 自分はどう生きるかを考える(「自己の生き方を考えていく」)
最後の「自己の生き方」が入っているのが、他の教科との大きな違いです。正解を覚える時間ではなく、自分がどう関わるかを考える時間として設計されています。
11/6(金)夜、小中学生の保護者向けオンライン説明会を開きます
「総合」と「探究学習」はどう違う?
よく混同されますが、関係はシンプルです。
表:言葉の整理
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 総合的な学習の時間 | 時間割にある枠(時間)の名前 |
| 探究的な学習 | その時間で行う学び方 |
| 探究学習 | 探究的な学習の一般的な呼び方 |
つまり「総合」という器のなかで「探究」という方法を使う、という関係です。高校では時間の名称そのものが「総合的な探究の時間」に変わっており、探究という言葉が前面に出ています。
探究の進め方そのものは探究学習の進め方に、4つの段階として整理しています。
実際には何をしているのか
教科書がないため、学校によって中身がかなり違います。よくあるのは次のようなテーマです。
地域を知る
町探検、商店街の取材、地元の産業調べ。自分の住む場所を題材にする定番。
環境・福祉
ごみ、川の水質、バリアフリー調べ。社会の課題に小さく入っていく形。
国際理解・文化
外国の暮らし、地域に住む外国人へのインタビュー。
キャリア・職業
働く人に話を聞く、職場見学。高学年で増えるテーマ。
「うちの子の学校は何をやっているの?」が分からないときは、通知表の「総合」の所見を読むといちばん早いです。何に取り組んだかが具体的に書かれています。
成績はどうつくのか
総合的な学習の時間には、国語や算数のような数値の評定がつきません。多くの学校で、文章による所見という形で評価されます。
見られているのは、正解にたどり着いたかどうかではありません。自分で課題を見つけたか、調べ方を工夫したか、人と協力したか、考えが深まったか。過程が評価の対象です。
家庭でできること
総合は学校だけで完結しにくい時間です。調べる対象が地域や社会にあるため、家の外に出る機会があるかどうかで深まり方が変わります。
- 子どもが調べているテーマについて、大人の意見を言わずに質問する
- 図書館に一緒に行く。本は子どもに選ばせる
- 知り合いに話を聞ける人がいれば、つなぐ
- まとめたものを必ず聞く。感想ではなく質問を返す
とくに効くのが「人につなぐ」です。本やネットで終わる探究と、人に話を聞いた探究では、子どもの顔つきが変わります。
学校の外に、探究の相手がいる場所を
NIJIN放課後プロジェクトスクールは、小中学生のためのオンラインの放課後スクールです。全国の仲間や、企業で働く大人と一緒に、自分のテーマでプロジェクトに挑戦します。
オンラインで話を聞いてみる ▶よくある質問
総合的な学習の時間は何年生からありますか?
教科書がないのはなぜですか?
成績に影響しますか?
高校の「総合的な探究の時間」とは違うものですか?
家で特別なことをする必要はありますか?
まずはどんな学びか、のぞいてみよう
「好き」を入り口に、子どもが夢中になれる放課後を。NIJIN放課後プロジェクトスクールのオンライン探究を、まずはのぞいてみませんか。
NIJIN放課後プロジェクトスクールを見る ▶

