発表が苦手な子は、話す力が足りないわけではありません。準備の順番が逆になっているだけです。原稿を書いてから覚える、ではうまくいきません。この記事では、人前が苦手な子でも最後まで話せるようになる練習の順番を、5ステップで整理します。
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NIJIN放課後プロジェクトスクールを見る ▶「人前が苦手」の正体は3つしかない
うまく話せない原因を分けると、対処法が変わります。
表:苦手の種類と対処
| 正体 | サイン | やること |
|---|---|---|
| 内容に自信がない | 「何を言えばいいかわからない」 | 構成の型にはめる |
| 忘れるのが怖い | 原稿を丸暗記しようとする | 暗記をやめてメモ化する |
| 見られるのが怖い | 声が小さい・下を向く | 聞き手を1人に減らして場数を踏む |
多いのは1つ目です。内容が固まっていないから怖いのであって、性格の問題ではないことが大半です。
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そのまま使える構成の型
小学生の発表は、この5つの順番にすれば崩れません。
- ① きっかけ:なぜこれをやろうと思ったか(15秒)
- ② 知りたかったこと:自分の問い(10秒)
- ③ やったこと:調べ方・試したこと(40秒)
- ④ わかったこと:いちばん伝えたい1つ(30秒)
- ⑤ これから:次にやりたいこと(15秒)
合計で約2分です。短く感じるかもしれませんが、小学生の発表はこの長さで十分伝わります。長くすると、途中で止まる確率が上がります。
練習は5段階で上げていく
原稿を覚えるところから始めると、たいてい失敗します。順番はこうです。
① 座ったまま話す
原稿なしで、上の5つを順番に口で言うだけ。つまったら飛ばしてOK。内容を思い出す練習です。
② キーワードだけメモ
文章ではなく単語を5つ書く。これを見ながら話す。文章にすると読み上げになります。
③ 立って話す
立つと声の出方が変わります。手に持つもの(メモ・模造紙)も決めておきます。
④ 家族1人に向けて
最初の聞き手は1人。拍手してもらうところまでやると、本番の感覚に近づきます。
⑤ 録画して自分で見る
親が指摘するより効きます。本人が気づいた1点だけ直せば十分です。
この順番だと、暗記をしないまま本番に行けます。暗記した子は1か所忘れると止まりますが、キーワードで話す子は止まりません。
本番で効く4つのこと
- 最初の1文だけ決めておく:出だしが決まっていると、あとは流れます
- 最初に深呼吸を1回:話し始める前の1秒が、声の大きさを変えます
- 見るのは一番うしろの人:自然と顔が上がり、声も届きます
- つまったら「えーと」ではなく黙る:3秒黙っても大丈夫だと先に伝えておく
質問されたときに答えられないのも問題ありません。「わかりません、次に調べます」は正しい答えだと教えておくと、本人の緊張が大きく下がります。
親がやると逆効果なこと
よかれと思ってやりがちですが、手を出さないほうがいいものがあります。
- 原稿を書いてあげる:本人の言葉でなくなり、質問に答えられなくなります
- 通し練習で途中で止めて直す:最後まで通させてから、1点だけ伝える
- 「もっと大きい声で」と繰り返す:声の大きさは自信の結果です。内容を固めるほうが先
- 他の子と比べる:比較が入ると、本番前に手が止まります
代わりにできるのは、聞き役になることと、拍手することだけです。それだけで十分に効きます。
発表する中身のまとめ方は探究学習のまとめ方、テーマ決めから進める場合は探究学習の進め方をご覧ください。
家族以外の人に、話す機会をつくる
NIJIN放課後プロジェクトスクールでは、子どもが自分のテーマを企業や社会人の大人に向けて発表します。聞いてくれる相手がいる経験は、場数としてそのまま力になります。
オンラインで話を聞いてみる ▶よくある質問
発表の原稿は暗記させたほうがいいですか?
発表は何分くらいが適切ですか?
声が小さいのが直りません
低学年でもプレゼンはできますか?
質問に答えられるか不安です
まずはどんな学びか、のぞいてみよう
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