小学生のプレゼンのやり方|人前で話すのが苦手な子の練習法と構成の型

プレゼンのやり方
小学生 プレゼン GUIDE

発表が苦手な子は、話す力が足りないわけではありません。準備の順番が逆になっているだけです。原稿を書いてから覚える、ではうまくいきません。この記事では、人前が苦手な子でも最後まで話せるようになる練習の順番を、5ステップで整理します。

5ステップ1分から始める暗記させない

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CAUSE

「人前が苦手」の正体は3つしかない

うまく話せない原因を分けると、対処法が変わります。

表:苦手の種類と対処

正体サインやること
内容に自信がない「何を言えばいいかわからない」構成の型にはめる
忘れるのが怖い原稿を丸暗記しようとする暗記をやめてメモ化する
見られるのが怖い声が小さい・下を向く聞き手を1人に減らして場数を踏む

多いのは1つ目です。内容が固まっていないから怖いのであって、性格の問題ではないことが大半です。

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STRUCTURE

そのまま使える構成の型

小学生の発表は、この5つの順番にすれば崩れません。

  • ① きっかけ:なぜこれをやろうと思ったか(15秒)
  • ② 知りたかったこと:自分の問い(10秒)
  • ③ やったこと:調べ方・試したこと(40秒)
  • ④ わかったこと:いちばん伝えたい1つ(30秒)
  • ⑤ これから:次にやりたいこと(15秒)

合計で約2分です。短く感じるかもしれませんが、小学生の発表はこの長さで十分伝わります。長くすると、途中で止まる確率が上がります。

④を1つに絞るいちばん大事なのは④です。「わかったこと」を2つ3つ並べると印象が散ります。一番言いたいことを1つだけ。残りは質問されたら答える、で構いません。
PRACTICE

練習は5段階で上げていく

原稿を覚えるところから始めると、たいてい失敗します。順番はこうです。

① 座ったまま話す

原稿なしで、上の5つを順番に口で言うだけ。つまったら飛ばしてOK。内容を思い出す練習です。

② キーワードだけメモ

文章ではなく単語を5つ書く。これを見ながら話す。文章にすると読み上げになります。

③ 立って話す

立つと声の出方が変わります。手に持つもの(メモ・模造紙)も決めておきます。

④ 家族1人に向けて

最初の聞き手は1人。拍手してもらうところまでやると、本番の感覚に近づきます。

⑤ 録画して自分で見る

親が指摘するより効きます。本人が気づいた1点だけ直せば十分です。

この順番だと、暗記をしないまま本番に行けます。暗記した子は1か所忘れると止まりますが、キーワードで話す子は止まりません。

DAY

本番で効く4つのこと

  • 最初の1文だけ決めておく:出だしが決まっていると、あとは流れます
  • 最初に深呼吸を1回:話し始める前の1秒が、声の大きさを変えます
  • 見るのは一番うしろの人:自然と顔が上がり、声も届きます
  • つまったら「えーと」ではなく黙る:3秒黙っても大丈夫だと先に伝えておく

質問されたときに答えられないのも問題ありません。「わかりません、次に調べます」は正しい答えだと教えておくと、本人の緊張が大きく下がります。

PARENT

親がやると逆効果なこと

よかれと思ってやりがちですが、手を出さないほうがいいものがあります。

  • 原稿を書いてあげる:本人の言葉でなくなり、質問に答えられなくなります
  • 通し練習で途中で止めて直す:最後まで通させてから、1点だけ伝える
  • 「もっと大きい声で」と繰り返す:声の大きさは自信の結果です。内容を固めるほうが先
  • 他の子と比べる:比較が入ると、本番前に手が止まります

代わりにできるのは、聞き役になることと、拍手することだけです。それだけで十分に効きます。

発表する中身のまとめ方は探究学習のまとめ方、テーマ決めから進める場合は探究学習の進め方をご覧ください。

家族以外の人に、話す機会をつくる

NIJIN放課後プロジェクトスクールでは、子どもが自分のテーマを企業や社会人の大人に向けて発表します。聞いてくれる相手がいる経験は、場数としてそのまま力になります。

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FAQ

よくある質問

発表の原稿は暗記させたほうがいいですか?
おすすめしません。暗記すると1か所忘れた時点で止まります。キーワードを5つ書いたメモを見ながら話す形にすると、言い方が変わっても最後までたどり着けます。
発表は何分くらいが適切ですか?
小学生なら1〜2分で十分です。学校の指定があればそれに合わせますが、長くするほど途中で止まるリスクが上がります。言いたいことを1つに絞るのが先です。
声が小さいのが直りません
声の大きさは、内容への自信と場数の結果として変わります。「大きく」と言い続けるより、1人に向けて話す練習を何度か重ねるほうが効きます。立って話すだけでも変わります。
低学年でもプレゼンはできますか?
できます。5つの構成のうち「①きっかけ」「④わかったこと」の2つだけでも成立します。30秒から始めて、学年が上がるにつれて要素を足していく形が無理がありません。
質問に答えられるか不安です
「わかりません、次に調べてみます」で問題ないと先に伝えておいてください。答えられないことがある前提で臨めると、本番の緊張がかなり減ります。実際、その答え方のほうが好印象です。

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