マイクラでプログラミングは学べる?家庭でできる3つの入口と教育版との違い

マイクラでプログラミングは学べる?家庭でできる3つの入口
マイクラ プログラミング GUIDE

「マイクラばかりやっているけれど、どうせなら学びにつながらないか」。そう考えたとき、マインクラフトは実はプログラミングの入口として優秀です。しかも、いきなり教室に通わなくても家庭で始められる道があります。この記事では、家庭でできる3つの入口をやさしい順に紹介し、学校で使われている「教育版」との違いまで整理します。

3つの入口 0円で始められる 2つの版の違い

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STEP 1

なぜマイクラがプログラミングの入口になるのか

プログラミングの本質は、コードを書くことそのものではありません。「やりたいことを、順番と条件に分解する」こと。マインクラフトは、この分解を遊びながら自然にやらせてくれます。

自動ドアをつくりたい。そのためにはスイッチが押されたことを検知して、ブロックを動かす必要がある。この「〜したら、〜する」は、プログラミングの条件分岐とまったく同じ構造です。子どもは気づかないうちに設計をしている。これがマイクラの強みです。

ここが大事いきなり「プログラミングをやらせよう」と言うと身構えます。「こういう仕掛け、つくれる?」と聞くほうが入りやすい。目的が先、技術はあと。この順番は大人の学びでも同じです。
11月6日(金)20:00–21:00 / オンライン(Zoom)

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参加無料/オンライン(Zoom)/対象:小中学生の保護者

STEP 2

入口①:レッドストーン(追加ソフトなしで今日できる)

いちばん手前にあるのがレッドストーンです。通常のマインクラフトに最初から入っている仕組みで、追加の購入もインストールも要りません。

レッドストーンは、簡単にいえばゲーム内の電気配線です。信号を送る、伝える、分ける、反転させる。これを組み合わせると、自動ドア・隠し階段・自動収穫機などがつくれます。やっていることは論理回路そのもので、中学・高校の技術や情報につながる内容です。

  • まずは「自動ドア」から——成功体験が短時間で得られます
  • 次に「明かりのスイッチ」——信号の流れが目で見えます
  • 慣れてきたら「自動収穫機」——条件と繰り返しが入ってきます

うまくいかないときに回路を1つずつ切って原因を探す作業は、そのままデバッグです。ここが育つと、他のことでも「どこが悪いか切り分ける」癖がつきます。

STEP 3

入口②:コマンドとコマンドブロック

次の段階がコマンドです。チャット欄に命令文を打ち込むと、天気を変えたり、アイテムを出したり、プレイヤーを移動させたりできます。

ここで初めて「文字で命令を書く」体験が入ります。打ち間違えれば動かない。スペースひとつで結果が変わる。プログラミングの厳密さを、怒られずに学べる環境です。

さらにコマンドブロックを使うと、命令を保存して自動で実行させられます。レッドストーンと組み合わせれば、「踏んだら発動する装置」のような、条件つきの仕掛けがつくれるようになります。

保護者の方へコマンドを使うにはワールド作成時に「チート(コマンド)を許可」をオンにする必要があります。既存のワールドが壊れないよう、練習用の新しいワールドをひとつ作ってあげると安心です。
STEP 4

入口③:教育版のCode Builder(MakeCode)

学校の授業で使われているのがMinecraft Education(教育版)です。こちらには Code Builder という機能が内蔵されていて、Microsoft の MakeCode を使ったブロック型のプログラミングができます。Scratchのようにブロックを並べると、その通りにゲーム内のキャラクターが動きます。

Minecraft Education では、ワールドでチャット欄に「c」と入力して Code Builder を開き、Microsoft MakeCode を選んでプロジェクトを作成します。動作環境は Windows 10 または macOS で、ライセンスには学術用と商用があり、学術用は対象となる教育機関とその教育者が購入できるとされています。出典:Microsoft MakeCode「Minecraft Education Setup for MakeCode」 https://minecraft.makecode.com/setup/minecraft-education-edition

つまり教育版は、もともと学校で使われることを前提にした版です。家庭から利用したい場合は、対象になるかどうかを公式サイトで確認する必要があります。「家でも教育版をやらせたい」と考えたときに、ここでつまずく保護者の方は少なくありません。

逆にいえば、家庭で始めるなら入口①②で十分です。レッドストーンとコマンドは通常版に入っていて、ここだけでも論理と条件は一通り体験できます。

STEP 5

版(エディション)の違いで、できることが変わる

表:家庭でプログラミングを始めるときの版の違い

版レッドストーンコマンドMakeCode
統合版(Switch・スマホ・Windows など)できるできる—
Java版(パソコン)できるできる—
教育版(Minecraft Education)できるできるCode Builder で可能

家庭で遊んでいるのは、たいてい統合版(Switchやスマホ、Windows)です。この版のままでも、入口①②は今日から始められます。版を買い替える必要はありません。

なお、お子さんが何歳から始めるのがいいかはマイクラは何歳から?に、友達と遊ぶときの安全面はマイクラで友達はできる?にまとめています。

STEP 6

家庭でつまずくのは、たいてい「見せる相手」がいないこと

3つの入口はどれも無料〜手持ちの環境で始められます。それでも続かない家庭が多いのはなぜか。理由ははっきりしていて、つくったものを見てくれる相手がいないからです。

自動ドアが完成しても、家族が「ふーん」で終われば、そこで熱は止まります。逆に、同じ関心を持つ仲間や、仕組みがわかる大人が「どうやったの?」と聞いてくれると、子どもは次の仕掛けに手を伸ばします。実際に、マイクラで設計したホテルを旅行会社の社員にプレゼンした小学生もいます。

教室に通うかどうかを決める前に、まずはプログラミングの習い事の選び方を見て、「つくる時間」と「見せる場」があるかを基準にしてみてください。ゲームの時間そのものに悩んでいる場合は、ゲーム時間のルールの決め方もあわせてどうぞ。

つくったものを、見てもらえる場所があります

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FAQ

よくある質問

マイクラでプログラミングを始めるのにお金はかかりますか?
いま遊んでいるマインクラフトがあれば、レッドストーンとコマンドは追加費用なしで始められます。教育版のCode Builder(MakeCode)を使う場合のみ、別途ライセンスが必要です。
Switch版でもプログラミングはできますか?
レッドストーンとコマンドはSwitch版(統合版)でも使えます。MakeCodeによるブロックプログラミングはMinecraft Education向けの機能です。
教育版は家庭でも使えますか?
教育版のライセンスには学術用と商用があり、学術用は対象となる教育機関とその教育者が購入できるとされています。家庭から利用したい場合は、対象になるかどうかを公式サイトで確認してください。
何年生から始められますか?
レッドストーンは 低学年でも「仕掛けづくり」として楽しめます。コマンドは文字入力が必要なため、ローマ字入力に慣れる中学年以降がスムーズです。
親がプログラミングを知らなくても大丈夫ですか?
問題ありません。教える必要はなく、できた仕掛けを見て「どうやったの?」と聞くだけで十分です。説明しようとする過程で、子ども自身の理解が深まります。

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